学校法人奈良学園

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◇2016-06-27 (月)

近代文学講座《文学表現の諸相》前期第2回を開催

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本学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居において、「近代文学講座」の前期2回目の講義が行なわれました。

講師は、京都大学以学会会員・植村正純先生。夏目漱石らの作品を題材に近代文学における「文学表現の諸相」を学びます。

今回は、『三四郎』を読みました。この作品が書かれたのは明治41年。
11年間の漱石の作家生活の3年目、中期のはじめの青春小説です。
講座は、先生による読書のポイントをまとめた資料に沿って行われます。
先生の解説だけでなく、受講生の皆さんの意見などもあり、和気あいあいとした時間でした。

この作品のなかの表現において注目したいのは、「目」の描き方だと先生。
また、漱石の作品全般を通しても、視覚的な世界に対する感覚の鋭さは目を見張るものがあると解説されました。

次回は、『三四郎』を後半へと読み進めます。また、宿題として、漱石が亡くなる1年前に著された自伝的小説『道草』の読解のポイント集が配布されました。

梅雨の晴れ間の一日。旧居の庭の池の片隅に、小さな睡蓮の花が麗しい姿を見せてくれていました。

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