◇2014-10-23 (木)
高田キャンパスで奈良文化高校創立五十周年記念事業として行われていた学園会館の改修が完成し、爽やかな秋晴れの下、テープカット式が執り行われました。
この学園会館は開学15周年に建設されて以来、学生食堂や喫茶室、茶室などを有して長く短大学生、高校生徒、教職員に親しまれて来ましたが、短大の移転や高校の全面新築に伴って新たな有効活用の道を模索することとなりました。その際、有識者などによる「奈良学園高田再開発懇話会」から提言を頂戴して「地域に開かれた教育・文化の拠点」として生まれ変わることとなりました。
キッズ広場、談話室、会議室、茶室などのスペースを備え、地域の皆さまや幼稚園児、育友会(PTA)、高校生に幅広く活用されて行くことが期待されます。また学園草創期から残る数少ない建物として、五十周年の節目を期して創設者伊瀬敏郎先生の記念コーナーも設けられました。竹内遺跡出土品「伊瀬敏郎コレクション」や農政、経済の学術書などが数多く展示されています。
式典の挨拶で西川彭理事長はこうしたリニューアルの経緯に触れ、「今後地域交流の拠点として多くの方々が利用されるよう心から願っている」と語りました。続いて懇話会や高校、幼稚園の代表らが西川理事長と共にテープカットを行ない、学園会館の新たなスタートを祝福しました。
またリニューアルを記念して愛称が募集され、寄せられた多くの応募作の中から、幼稚園児の母親2名による「 わ の広場<ほっこり>」に決定し、当選作応募者に奈良文化高校の山田勝美校長から記念品が贈られました。
式典の締めくくりには、奈良文化幼稚園の園児らが地域に伝わる葛城太鼓(和太鼓)を力強く演奏し、地域交流センターとして生まれ変わった会館の再スタートに華を添えました。
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