学校法人奈良学園

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◇2014-06-09 (月)

古典文学講座《古今和歌集》第2回を開催

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本学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居で古典文学講座《古今和歌集》第2回を開催しました。講師に京都女子大学国文学科教授の西崎亨先生をお招きし、月1回のペースで『古今和歌集』を読み解いています。

本日は、『古今和歌集』の「春たちける日よめる」2首についての考察でした。先生は、伊達本、元永本や『伝紀貫之筆 高野切 第一種』などの『新古今和歌集』を提示して、いろいろな字体に慣れていただきたい」と話されました。その中で、「え」の文字表記例から、『高野切』は、紀貫之の時代のものではないということを説明されました。

次に、和辻哲郎が『日本精神史研究』(岩波文庫)で、正岡子規が『歌よみにあたふる書』(岩波文庫)で、それぞれ『古今和歌集』の巻頭のその歌を、「歌ではない」とか「つまらない歌」だと酷評していることを紹介し、「なぜその2種を『和漢朗詠集』に取り上げたのかを見ていきましょう」と、2首の文言・言葉の一つひとつを検証していきました。

旧居の池では数日前、前年同様ツゲの木にモリアオガエルが産卵、ふ化する日が待たれます。南庭では、今年も笹ゆりが薄ピンク色の清楚な姿を見せてくれました。

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