◇2013-12-03 （火）
県立法隆寺国際高校の教職員研修会で、奈良学園キャリア開発センター所長・奈良文化女子短期大学教授の石田秀朗が、「生徒のキャリア支援」をテーマに講演を行いました。
はじめに、石田教授は企業人事戦略コンサルタントを務めたこともある自身の経歴を紹介しました。続いて、資料を示しながら就職難と言われる現状を考察し、企業が求める仕事に対する意識と学生が持つ仕事に対する意識について、両者に大きな違いがあることを伝えました。そして、近い将来社会で貢献できる人になるため、生徒が高校時代をどのように過ごせばよいのかなどを提案いたしました。
まず、仕事に対する意識について、物事を企画・立案する業務と内容をまとめる業務の2パターンの職業形態を例に挙げて、企業と学生の意識の違いを示しました。そして、企業が求める人材とは、自ら問題を発見し解決する力を持ち、創造力のある発想で物事を考える人だと続けました。
最後に、仕事ができる人になるために、必要な力を身に付けるトレーニングが重要と語りました。その必要な力である「問題発見力」と「解決策を証明する力」は、日常生活や高校時代の過ごし方、意識の持ち方で身に付くと強調し、そのトレーニング方法を紹介して、講演を終えました。
