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◇2013-11-17 (日)

志賀直哉旧居でサロンコンサート「邦楽の調べ」が開催されました

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本学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居で、11月17日(日)の午後、サロンコンサート「邦楽の調べ」として「琴・三絃・尺八の発表会」が開催されました。一階の和室二間に緋毛氈(もうせん)で舞台と客席をしつらえての演奏会でした。お客様には、ガラス戸越しに庭の木々の紅葉も借景となった会場で、美しい調べを楽しんでいただけたようです。

演奏は、琴と三絃を筑紫和みの会(吉村歌裕美社中)のお二人、尺八を都山流師範・中山優雨山さんの三人で行われました。曲は「秋の七種(ななくさ)」「わらべ唄」「夢殿」「じょんがら変奏」「星空への想い第1章」で、曲の合間には琴、三絃や尺八の楽器についての興味深い説明も加えられました。

「秋の七種」は『万葉集』の山上億良が秋の野の花を詠んだ二首を基に作られた曲で、琴を藤岡歌由美さん、三絃を吉村歌裕美さんが、歌も付けての演奏でした。次は「わらべ唄」の4曲メドレーでしたが、演奏後、お客様に曲名を宛ててもらうという趣向で始まりました。皆さん、頭で拍子をとったり、小さな声で口ずさんだりしながら、懐かしそうに聴き入られました。

最近は、このわらべ唄を知らない子どもたちが多いこと、また尺八界の高齢化などがユーモアを交えながら語られ、日本古来の楽器や曲を絶やさないための活動もされているとのことでした。

「じょんがら変奏」の激しく力強い二重奏に、「琴であの三味線の雰囲気が聴けるなんて。迫力がありました」とお客様。また中山さんからは、「尺八は暗いと思われがちですが、こんな演奏もできるんですよ」と賛美歌のような洋楽曲の披露もあり、客席が沸きました。

紅葉が進み、秋晴れの本日は来館者も多く、たまたま来合わせた方々もしばし聴き入られ、「思いがけず素敵な時間を過ごせました、ありがとうございました」と礼を述べて帰られました。

来場者の中には、「春の演奏会に寄せていただき良かったので来ました。今日もすばらしかったです」との言葉をいただきました。演奏終了後は、館内の見学のほか、紅葉と落ち葉が秋らしいムードをかもす庭を、ゆっくり散策してから帰途に就かれる方も多かったようです。

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