◇2013-09-11 （水）
生駒市生涯学習施設「北コミュニティセンターISTAはばたき」（生駒市上町）で、奈良県立奈良北高校の1年生を対象に「キャリア支援講座」を行い、奈良学園キャリア開発センター所長・奈良文化女子短期大学の石田秀朗教授が、「就職できる人・できない人から進路を考える」をテーマに講演しました。
講演で石田教授は「有名大学に進学したから就職できるというものでもない」という現在の就職状況を伝え、求人倍率のデータからさほど就職難とは表現しにくい点に着目し、なぜ就職できる人とできない人がいるのか、その原因について見解を示しました。
企業が求める人材とは仕事をする人、すなわち、自ら問題を発見し解決策を見出せる「Brain Worker」であるのに対して、大半の学生はマニュアル通りにする作業を仕事と考えて就職活動をするため、その意識の差に就職難と言われる本質があると語りました。
次に、仕事をする人になるために、高校生時代から意識して取り組むべきことを具体的にアドバイスし、さらに、仕事をするための基礎学力となる数学・国語・英語を身に付ける大切さと、自分自身の強み作りの重要性を強調しました。石田教授はさまざまな事例を挙げながら興味深く話を展開させ、今回の講演を終えました。
