◇2012-12-19 (水)
12月19日(水)本学園本部において、優秀な成績を収めた功績を称え、奈良産業大学情報学部情報学科4年次生の楊暁東さんと、奈良学園登美ヶ丘高等学校1年生の成宮里美さんの2人に、「学校法人奈良学園栄誉賞」を贈りました。
楊さんは大学で学んだ集大成としてネジをモチーフにしたCGアニメーション作品「Soul of Gray!」を制作し、国際的な芸術コンテスト「EAST-WEST ART AWARD COMPETITION 2012」(イースト・ウエスト・芸術大賞)のビデオ・アニメーション部門(10/23~10/27、ロンドン)に応募したところ、最優秀学生賞に選ばれました。
作品は小さなネジが集まり大きなネジ人間になるものの最終的に一個のネジに戻るストーリーで、個々には小さくても団結すれば大きな力を発揮できることと未来への可能性、そして、ネジ本来の役割を忘れずに存在することを表現しました。
成宮さんは、外務省・日本国際連合協会主催の「第59回国際理解・国際協力のための高校生の主張コンクール」(10/22、東京青山・国連大学エリザベス・ローズ会議場)に、奈良県代表として出場し、外務大臣賞に選ばれました。平成25年3月に「奥・井ノ上記念日本青少年国連訪問団」の一員としてニューヨークに派遣され、国連本部などを訪問し米国学生らと交流する予定です。
コンクールで、先進国と発展途上国の問題について、価値観の違う国際社会において問題解決は答えのない遠い道のりだが、利害関係で争うのではなく人間一人ひとりの生活を優先して話し合うことが大切だと訴えました。
今回で4回目を迎えた奈良学園栄誉賞の表彰式で、西川彭理事長は「皆さんの努力の賜物で、誇りに思います。今後も精進してより高い目標を持ってください」と、受賞者の功績を称えました。
表彰を受けて、楊さんは「熱心な先生のご指導を受けて作品が完成して賞をいただき、私自身の視野も広がりました。大学での学びを生かして努力し社会に貢献したいです」、成宮さんは「今後、クラブや勉強に更に精進して自分自身の歩む道を考えていきます」とそれぞれ語り、感謝を述べました。
◇楊君の作品はこちらのサイトでご覧いただけます。 http://www.ewaaward.com/ewaa2012_video/yangx2.html