◇2012-10-03 （水）
奈良県立二階堂高校で、同校1年生とその保護者を対象に、本学園キャリア開発センターの出張講座「キャリア講演会」を行いました。本学園広報部の井田憲作課長が講師を務め、「学ぶことと働くこと」をテーマに「働く」ということから学ぶことの意味を一緒に考えました。
講演では、企業が社員に求める能力の第1位が「コミュニケーション能力」であるという調査を紹介し、ビジネスにおけるコミュニケーションでは言語化・数値化・可視化が重要であることを説明しました。それに加えて広く人間関係においては「声にならない声」を聴き取る感覚を失わないことも大事だと話しました。
次に求められる「熱意」「バイタリティ」については、目標を設定することでそれらが生まれることを説明し目標の重要性を伝えました。また、目標に向かって進む過程で成長し視野が広がるため、そのつど高いレベルで目標を設定し直すことも必要だと述べました。
また、東日本大震災後のボランティアに参加した高校生の経験談等を紹介して仕事の本質とは「人の役に立つこと」「相手に喜んでもらうこと」と話し、「皆さんの力が必要です。働くということを踏まえて進路を考えることが重要。そのためにも今、学び、勉強し、成長してください」と締めくくりました。
聴講した生徒からは「働くことはどういうことなのか、考えるきっかけになりました。人の役に立てるようになりたいです」「今ある看護師という夢をかなえるために、目標を立てて勉強し、将来に向けて頑張りたいです」といった声が聞かれました。
