奈良文化女子短期大学の平成23年第47回入学式を4月8日挙行しました。式典に先立ち、この度の東日本大震災で亡くなられた方のご冥福と被災された方がたの一日も早い復興を願って全員で黙とうを捧げました。

松田親典学長は式辞の中で「『清楚の美　健康の輝き』の言葉にあるように、幼児教育者として求められる人であると共に、日本女性としての美しさと社会に役立つ人になってほしい。真の仲間をつくり、心身ともに健康な学生生活をおくってください」と述べました。続いて西川彭理事長は「国難とも言えるこの大震災は、日本人本来の美徳を再認識する機会となった。保育者として必要な知識を身につけると同時に人を思いやる心とやさしさと、豊かな人間性を磨いてください」と入学を祝しました。

入学生代表が「奈良文化を基礎として教養を深め、心身共に豊かな人間性を養い育てるために一致協力して努力します」と宣誓すると、在学生からは「共に夢の実現に向かってがんばりましょう」と歓迎の言葉が贈られました。

式典後の記念講演会では、本学の吉井弘侑名誉教授が『こんな人を求めている』と題して、保育者として求められる人材とは『社会性をもった信頼される人』であるとし、「本学での保育技術の習得と共に自己研鑚を積み重ねてください」と、激励の言葉を贈りました。