学校法人奈良学園

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◇2011-09-26 (月)

秋期第一講座4「詩作・歌作の楽しみ~私の詩歌~」を開催

本学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居で秋期第一講座「詩作・歌作の楽しみ~私の詩歌~」第4回を開催しました。講師には、新短歌でご活躍の宮章子先生に「新短歌講話」と題して、新短歌の創作について講義いただきました。

台風一過、季節が一気に進んだ今日この頃ということで、初秋を詠った歌で講座は始まりました。先生はまず、新短歌の用語・形態、表現のめざすもの、表現方法、修辞法について、例を挙げながらわかりやすく説明していかれます。作品は、"内在律(喜怒哀楽の感動)"を基に構成していくものということですが、"ポエジー"が大切と協調されました。

次に「新短歌の4弱点」として、"難しすぎる、漢字の毒、しゃべりすぎ、リズム忘れ"を挙げられ、この4点を念頭に推敲されるそうです。また、表現のめざすもののひとつ"批判精神を詠う"では、「戦争・平和の願い」を詠った作品を朗読されました。

続いて創作のポイントとして、①固有名詞を入れて詠む ②本歌取りの試み ③題詠の試み を歌に即して教示しながら、受講生を創作過程へと誘われます。「題詠の試み」では、「"菓子"を思いつくまま書き出してみましょう」「好きな"菓子"からいろいろ思い出して歌ってみましょう」の言葉で、皆さんそれぞれにすばらしい作品を詠んで発表されました。

最後に「これからもカ行(感動・興味・工夫・心身の健康・恋)でがんばっていきたいです」とおっしゃり、「新短歌のあしたの行方は締めあげた帯で背筋のばす」と結ばれて、2回にわたった宮先生の講座は終了しました。

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