10月31日、本学園キャリア開発センターの出張講演会を、兵庫県立尼崎西高校で行いました。同校3年生約170人を対象に、石田秀朗・キャリア開発センター長兼奈良文化女子短期大学教授が、「社会をどのように乗り越えていくか」をテーマに熱く語りました。

石田所長は仕事と作業の違いを紹介し、「今社会で求められている人材は、会社に就職したい人でもマニュアル通りの作業をしたい人でもなく、仕事をしたい人です。すなわち、正解が無いものに対して試行錯誤しながらゴールに向かっていける人材です」と話し、仕事とは世の中にある問題を見つけだしよりよい解決策を考え実行することと続けました。

そのために普段から物事に対して提案できるよう考える癖を身につけておくこと、得意な分野を持つなど自分の強みをつくることが、社会を乗り越えるポイントと話しました。そして、仕事の基礎力となる国語、数学、英語の学習が重要で、創造力を高めるために必要な知識として、科学、社会、音楽、技術などがあると語気を強めました。最後に、日常生活の中で期限付きの目標を設けてチャレンジし続ける体質づくりをアドバイスし、講演を終了しました。

キャリア開発センターでは、県内外の高校や大学をはじめ各種団体様へ、キャリアについて出張講演を行っています。お問い合わせは同センター（電話・代表０７４２－９３－５１００）までご連絡ください。