キャリア開発センターの出張講座「キャリア講演会」を、11月15日に県立生駒高校で、同月18日に県立榛生昇陽高校で行いました。テーマは「明るい未来のために高校生活を充実させよう」です。本学園の石田秀朗・キャリア開発センター所長兼奈良文化女子短期大学教授が講師を務めました。
石田所長は近い将来に社会人になる高校生に向かい、就職難と叫ばれている現状を例に挙げながら、仕事と作業の違いを認識できているかどうかで違ってくると強調しました。そして、自身の経験や幅広い人材ネットワークの中から受けた相談を通し、「会社は仕事をする人を求めています。マニュアル通りにすれば誰でもできる作業をする人ではなく、問題を見つけてよりよい解決策を考え実行できる人です」と話しました。
「必要とされる人」になるために、キャリアそのものの考え方や生徒自身の将来に向けて、どのようなことを意識して高校生活を過ごせばよいのかなどアドバイスをしました。特に、普段から「何したらいいの?」と他人に頼るのではなく、学びでも遊びでも自分から提案できるよう考える癖を身につけ、日々の中で身近な人が何に困っているのかを見つけて解決させる癖を作ることが大切だと語りました。
キャリア開発センターでは、県内外の高校や大学をはじめ各種団体向けのキャリア講演を行っています。お問い合わせは同センター(電話・代表0742-93-5100)までご連絡ください。 |