学校法人奈良学園

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◇2011-11-21 (月)

第2回高大協働キャリア教育研究会を開きました

キャリア教育の在り方を考えようと、第2回「高大協働キャリア教育研究会」を、本学園登美ヶ丘キャンパスで開きました。校種や学校間の垣根を越えて、大学・高校・NPO法人の方々が参加して意見を交えました。

今回のテーマは、初開催(7月13日)で課題の一つに挙がり、キャリア教育を論じる上でも避けて通れない「お金を稼ぐこと」です。理由はボランティアの大切さを認識しつつも、社会的にお金を稼ぐことが何か悪いことのように思われているのではないかと疑問視する声を受けて行いました。

はじめに、本学園の石田秀朗・キャリア開発センター所長兼奈良文化女子短期大学教授が「お金を稼ぐということはどういうことか」をテーマに講演しました。石田所長は会社の利益を考える前に「仕事とは誰に何を提供して喜んでもらうかだ」と語り、企業活動の目的や動機と、仕事を通してキャリアアップする人のメカニズムを伝えました。

そして、事業を行う動機は営利目的ではないとして、松下幸之助氏・稲森和夫氏・ドラッカー氏の各利益論を紹介し、「子ども達に若い時からお金について意識させることが、前回の提言だったのではないか」と締めくくりました。

続いて、参加者が2グループに分かれて、生徒たちとの会話で気になったことなどを紹介し合いました。「コスト意識がないままに育っていることが問題ではないか」「職場体験はよいことだが、働いて対価を得るシステムが重要ではないか」「これまで資格取得を重視しすぎて、仕事全体を見ずに資格技術を熟知すればよいと誤解する状況が生まれ反省することもある」など、様々な意見がだされました。

最後に、県内外を問わずあらゆる分野の方々と、意見を交える会を継続させることの重要性を確認して終了しました。

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