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P4 吉野の和紙、手漉き体験

❆2020-12-16 (水)
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12月10日(木)、今年も吉野で紙漉職人をされている奈良県伝統工芸士の福西正行さんにご指導いただき、P4(小学4年)生が手漉き和紙体験を行いました。

まず福西さんより、和紙についてお話を伺いました。和紙は楮(コウゾ)という植物の繊維から作られること、和紙づくりには軟水が向いていること、洋紙と違い数百年、時には千年近くも劣化しないこと、したがって文化財修復などに用いられていること、そして和紙は世界から注目を集めていることなどを教えていただきました。

みんなが体験する和紙漉きの要領や作業の流れを確認し、事前に用意されたコウゾの繊維を混ぜ込んだ水の中に手を入れるなり、児童からは「わぁ!冷たい!」と声があがりました。
福西さんからは「本当はもっと冷たい真冬の吉野の川の水を使うんだよ。痛いほど冷たいけれど、冷たいほどいい和紙になるのですよ」と教えていただきました。

福西さんの手助けを受けながら自分で漉いた和紙の上に、自然の植物から採取した染料を使い、思い思いに色付けを行いました。

最後に福西さんから「今日みんなが作った和紙は、世界で唯一、どこにもない自分だけの和紙です。どうかずっと大切にしてください」とお話をいただきました。