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奈良学園登美ヶ丘講演会を開催しました

❆2010-11-13 (土)
 
 

本校では「奈良学園登美ヶ丘講演」として、各界で優れた業績を残されている方をお招きして講演をいただき、生徒たちに、自らの生き方や将来についての考え方を深めてもらおう、という企画を実施しています。
5回目となる今回は、奈良市出身でもある日本テレビ放送網報道局の笛吹雅子さんに「テレビの仕事、報道の現場から―中高生の皆さんに考えてほしいこと―」をテーマに講演いただきました。

笛吹さんは10代を過ごした奈良での思い出を話したのち、テレビ局入局後に関西弁を共通語に矯正した時の苦労や経験談を話されました。中でも取材した方たちと後に再会したり、24時間テレビでの間寛平さんのマラソン中継を担当したことから始まった交流が現在に至ることなど、人との出会いの大切さを語っていただきました。
また、アナウンサーから報道記者に転身した大きなきっかけが、阪神大震災での被災者との関わりや、WTCアメリカ同時多発テロ事件だったことに触れ、その現場で伝えたいと強く願ったことが現在の立場にあることを話されました。

このことより「ぜひたくさんの人と出会い、自分の目で見て考えてみてください。そこから自分の好きなことが見えてきます。そして本当の情報を選別する目をもって楽しい日々を送ってください」と結ばれました。

最後の生徒達からの質問コーナーでは、生徒からAPECでのTPPによる関税撤廃についての笛吹さんの考えを尋ねる生徒や、滑舌(かつぜつ)についてアドバイスを受ける生徒がおり、アナウンサーとして、キャスターとしてのプロの生の声や考え方に触れる場面があり、意欲的にこの講演の内容を受け止めたようです。