登美ヶ丘講演

登美ヶ丘講演

第2回 (平成21年10月31日)

「未来は“予測”するものではなく“創る”もの」 京都大学総長 松本 紘 氏

第2回は、奈良県ご出身の、京都大学第25代総長の松本紘先生に講演いただきました。奈良で過ごした少年時代や大学に進まれてからの研究についての話、現在の地球が抱える問題点、京都大学の研究成果や業績、そしてこれからの若者たちへのメッセージなど、多方面にわたる話題を熱く語っていただきました。生徒 たちもその情熱に圧倒されながら、懸命に聞き入っていました。
この講演で、先生が私たちに残された言葉を紹介します。「社会、大学、高校のどこにおいても必要とされる基礎力の基になるものは、記憶、知識の集積。新たな創造にも、まず知識の集積がないと前へ進めない。あらゆる教科を積極的に学び、様々な活動を経験して、自らの可能性を広げよ」「自鍛自恃(他人に頼らず自らを頼って自分を鍛える)。多くの試練や困難に出会った時、困難を厭わず、困難を乗り越えて、自らを鍛えるチャンスと捉えよう。」、「百聞は一見に如かず、百考は一践に如かず」、「対話を根幹とした自学自習の精神を持ち、研究の最前線に飛び込め」。