




◇2026-05-06 (水)
2026年4月16日、志賀直哉旧居にて、
郡山の柳沢文庫 学芸員 成富なつみ氏を講師に迎えた公開講座が行われました。
テーマは「柳沢文庫収蔵品を通して古文書に親しむ」です。
郡山城の中にある柳沢文庫ですが、
奈良の秋の風物詩である正倉院展のように物珍しい品々が展示されるわけではありません。
柳沢文庫の収蔵資料は基本的に地味な古文書です。
古文書は筆記体のような「くずし字」で書かれており、一般の観覧者には敷居が高いものです。
せっかく古文書を展示して解説文を添えても、ササーと素通りされてしまうことも多々あります。
学芸員としては、ちょっと悲しいものがありますよね。
そこで、来館者が興味を引くように古文書の解説文を読まないと解けない展示クイズ(景品グッズ付き)を作成したりと、
古文書に親しむきっかけづくりにいそしんでおられます。
成富さんの話で興味深かったのは、古文書の解読は、書かれた内容だけではないという点です。
どんなものに書かれたか(木なのか紙なのか、冊子なのか巻物なのか、折り目が多いかなど)、
書体や文体などで文書の重要度や目的、送り手・受け手の関係性などを読み解くことができます。
要するに、古文書が読めなくても、いろいろと分かるということです(笑)。
さて、大河ドラマ「豊臣兄弟!」で何かと注目が集まる郡山ですが、柳沢文庫では5月31日まで企画展が行われています。
「柳沢文庫ってどんなところ? 豊臣秀長関係資料もさがしてみよう」。
菊屋さんの「鶯餅」を頬張りながら、豊臣の奈良郡山を満喫したいですね!