◇2017-10-21 （土）
10月21日（土）、セミナーハウス・志賀直哉旧居にて、第15回目の奈良学園公開文化講座「ブラックホールとは何か、どこにあるか」を開講しました。講師は加藤正二奈良学園大学名誉教授・京都大学名誉教授です。
名称自体はよく知られているブラックホールですが、それは一体、どのようなものでしょうか。ブラックホール研究の権威者として世界的に有名な加藤先生が、その概念が生まれた時代にまで遡り、丁寧に解説されました。銀河系のような馴染み深い言葉もあれば、降着円盤やクエサー（準星）といった専門用語も飛び出しました。言葉による説明や配布資料だけではわかりづらい面があるかもしれない、ということで先生が多用されたのがスライドでした。イラストや写真などビジュアルを効果的に取り入れることで、複雑な事柄が理解しやすくなります。
「子どもが星など天体に興味を持っていますが、まだ小学校1年生なので講座を受けるには早いと思いました。まず、私が一人で受講して、聞いたことを家で話そうと思いました。難しく感じる部分もありましたが、広大な宇宙世界を覗いたような気分になれました」と受講された女性。
この日はあいにくの雨天でした。足元が悪い中、わざわざお越しいただき、ありがとうございました。次回、11月10日は「祭祀の変遷と神社」を、その次、12月2日は「こころの健康とストレス」を開講予定です。
問い合わせは、志賀直哉旧居まで。
