学校法人奈良学園

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◇2017-10-14 (土)

◇奈良学園公開文化講座第14回《柳条湖から真珠湾まで その2 ~リットン調査報告(1932)からハルノート(1941)まで~》を開催

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  • ◇奈良学園公開文化講座第14回《柳条湖から真珠湾まで その2 ~リットン調査報告(1932)からハルノート(1941)まで~》を開催

セミナーハウス志賀直哉旧居において、第14回公開文化講座を開催しました。


10月14日(土)、「柳条湖から真珠湾まで その2 ~リットン調査報告(1932)からハルノート(1941)まで~」と題して、奈良学園大学名誉教授・奈良先女子大学名誉教授の木村優先生をお迎えして公開講座を開催しました。今回は、第12回の講座において時間の関係で語り切れなかった、日本が第二次世界大戦へ至った歴史の経緯の続きを、ご講義いただきました。


前回でも触れました、第一次世界大戦後に世界では平和への新しいパラダイムができていたにもかかわらず、日本が「奉天事変」や「満州事変」などを起こして、太平洋戦争へ突き進んでいったことの解説を受けての講座でした。先生は、日本は情報戦に敗れたために、誤った選択をしたと指摘。何回か戦争突入を回避する機会がありながら、情報不足から誤った選択をしたことなどを、年表を追いながら説明されました。また、その背景にある英・米・中・ソ・独などとの外交交渉やそれぞれの立場からの駆け引きなどについても、前回同様に詳しく解説されました。さらに、最近の北朝鮮に対する各国の姿勢が、当時の日本の状況と似ていることも指摘し、参加者の興味をかき立てていました。


最後に先生は「戦争を早く終わらせる機会はあった」「メディアが誤った情報を流していた」と語り、私達は自分で正確な情報を知るために勉強しなくてはいけないと、その時代の真実を知るための参考資料なども紹介されました。2時間を超える熱い講演でしたが、参加者の皆さんは熱心に聞き入り、講演が終了した後も質問が続きました。


急に気温が下がったこの日、旧居の庭の木には、たわわに柿の実が実り、また、木々も少し色を帯び始め、秋の訪れを感じさせてくれました。

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