学校法人奈良学園

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◇2015-11-16 (月)

白樺サロンの会「ヴァージニア・ウルフゆかりの土地 St.IvesとRodmell」を開催しました

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本学園のセミナーハウス・志賀直哉旧居において定期的に開催している文化講座「白樺サロン」。本年度7回目となる今回は、相愛大学准教授・石川玲子先生を講師にお迎えし、「ヴァージニア・ウルフゆかりの土地 St.IvesとRodmell」と題した講義を行いました。

20世紀モダニズム文学の主要作家のひとり、ヴァージニア・ウルフ。1882年、イギリスが大英王国として栄えたころに生まれ、第1次世界大戦を経て、第2次世界大戦の戦火が激しくなる1941年に自ら命を絶った女性作家です。19世紀後半から20世紀初頭は「モダニズム」の時代。文学のみならず、絵画の世界においてもモネ、セザンヌ、ゴーギャンなどが登場し、それまでの時代から一転、新しい手法が模索された時代でした。そんななかウルフは、人物の内面を描くというそれまでのリアリズムとは対照的な新しい小説形式に挑戦した作家のひとりで、その手法は「意識の流れの手法」と呼ばれています。

今回の講義では、ウルフの作品のなかから『灯台へ』(To the Lighthouse)と『幕間』(Between the Acts)を取り上げ、作品ゆかりの地であるセント・アイヴスとロドメルというイギリスの2つの町と村と作家との関係が紐解かれました。
ちょうど昨夏、石川先生が同地を訪れられており、作品の解説とともに現在の町や村の様子が写真で紹介されると、その風景の美しさに受講生の皆さんは感銘を受けておられるようでした。

講義終了後には、受講生の皆さんからたくさんの質問があり、またヴァージニア・ウルフをモデルにした映画の話などで会話が弾んでいました。

中庭の山茶花がたくさんの花を咲かせています。通りの街路樹や遠くに見える山々も美しく色づいており、高畑の秋がいよいよ深まっています。

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