学校法人奈良学園

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◇2011-07-13 (水)

第1回高大協働キャリア教育研究会を開きました

本学園登美ヶ丘キャンパスで7月13日、第1回「高大協働キャリア教育研究会」を開きました。県内の高校教諭の皆様をはじめ教育に関わるNPO法人の方々にお集まりいただき、龍谷大学の東田晋三教授を囲んで、キャリア教育について意見を交えました。

同研究会はキャリア教育の意義や可能性および方向性を考えようと、学園の奈良産業大学・奈良文化女子短期大学と高大連携を結ぶ高校に呼びかけてスタートしました。今年4月から大学や短期大学に義務化されたキャリア教育ですが、今後、初等・中等教育でも必須になると予想され、様々な課題が残されています。特に、高校から社会、または大学などへ進学後に社会へという流れの中で、一貫したキャリア教育のコンセプトを考えながら、高校のキャリア教育を支援していきたいと考えています。

当日、東田教授は体験談を交えながら、自身の考えるキャリアの概念を語りました。キャリアと聞くと学歴や職業をイメージされやすいが、他人との比較ではなく自身の成長の積み上げだと紹介しました。そして、アメリカでは、ほとんどの高校生が将来何になりたいのか考えて進学し、大学では「なぜこの大学を希望するのか」を重視すると伝えました。日本とアメリカとの違いを認識して日本独自のキャリア教育が必要だと訴えました。

続いて、参加者との意見交換の中で、小・中学校では総合学習時間を使い職場体験があるものの高校では少ない現状を再確認し、キャリア教育が高校で中断する事を危惧しながら、生徒や学生目線の内容が必要不可欠だと、熱心に意見を述べ合いました。

本研究会は本年度定期的に開催し、その研究内容の発表の場として、また、高大を接続するキャリア教育の可能性検証の場として本年度末に「高大連携フォーラム(仮称)」の開催も企画しています。

なお、次回研究会は10月に予定しています。

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