11月5日、本学園の石田秀朗・キャリア開発センター長兼奈良文化女子短期大学教授が、奈良文化高校普通科特進コースの生徒とその保護者の方を対象に、「明るい未来のために、高校生活を充実させよう」をテーマに講演しました。

石田所長はキャリアそのものの考え方や、自分自身の将来に向けてどのようなことを意識し高校生活を過ごせばよいのかなどを伝えました。そして、「必要とされる人」になるためにも「仕事をする」とはどういうことなのか、さらに、自身の経験を通して会社の人事採用者が望む人材について語りました。

また、仕事とは世の中の問題を見つけて解決策を考え実行することで、マニュアル通りにすることは作業だと話し、皆が知っていることを誰も気づかない組み合わせをすることで新しい価値が生まれると続けました。そのためにも、日々の中で、身近な人が何に困っているのかを見つけ解決させる癖を作ることが重要だと話しました。

最後にグループワークを行い、生徒同士で身近な問題を掘り起こしその解決策を話し合い、皆の前で発表しました。特進コースの生徒が少ないこと、音楽室の机が左利きの人に使いにくいことなどを問題として発表したものの、生徒たちはよりよい解決策を考える難しさに気付かされていたようでした。