学校法人奈良学園

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◇2025-02-25 (火)

「志賀直哉旧居 公開講座」のご案内

■2つの公開講座のご案内


《奈良学園セミナーハウス 志賀直哉旧居》
では、奈良学園公開文化講座白樺サロンの会の2つの公開講座を開催しております。今年度の各講座の概要・日程は以下の通りになります。

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※各講座につきまして、参加をご希望の方は、予め奈良学園セミナーハウス(TEL 0742-26-6490)までお問い合わせください。

 参加費は各回500円(入館料込)となります。(2025年3月まで350円)



■学校法人奈良学園【奈良学園公開文化講座】(2025年前期 NEW


第77回《ストレスと健康》

2025 年 3 月 20 日(木)13:30~15:30  講師 上野栄一 奈良学園大学大学院看護学研究科長・教授

本講話では、ストレスと健康と題して、ストレスとは何かについて、そしてストレスが身体に与える影響についてお話をいたします。外部からの刺激であるストレッサーが様々な病気の要因となります。ストレスは、このストレッサーを受けた際に心身に生じる反応のことで、さまざまな要因がストレッサーとなっています。本講話では、ストレスと病気との関係、ストレスに対処する方法についてお話をします。ストレスに対処する方法を知ることで、健康な生活を送るための一助となればと思います。


第78回《痛みの不思議》

2025 年 4 月 23 日(水)13:30~15:30  講師 柴田政彦 奈良学園大学保健医療学部特任教授

身体の痛みで悩んでおられる方は多いと思います。頭痛、腰痛、関節の痛みなどは非常に大勢の人が持っておられますし、受診しても納得しかねる治療を受けておられる方もおられるでしょう。誰もが感じるこの「痛み」について、演者は医師として、また研究者として40年近く取り組んでまいりました。まだまだ痛みを克服できる成果には至っておりませんが、長年の研究と経験から得た事実をわかりやすく皆さんにお伝えしたいと思います。


第79回《『源氏物語』を読む―帚木①-》

2025 年 5 月 21 日(水)13:30~15:30  講師 鍵本有理 奈良学園大学人間教育学部准教授

古典文学の中でも人気の高い『源氏物語』。今年は「帚木巻」から、名場面を2回に分けて読むこととします。今回は「雨夜の品定め」といわれる、男性貴族たちの女性談議の場面を読み解くこととします。中将となった光源氏は、左大臣の娘、葵上となかなかうちとけることができず、男性貴族の恋愛体験を聞くうちに、中流貴族の女性に興味を持つようになります。後期には空蝉という女性との逢瀬の場面を取り上げます。実際に原文を読みながら古典の面白さを味わっていきましょう。


第80回《近世大和の芝居》

2025 年 7 月 25 日(金)13:30~15:30  講師 川端咲子 奈良学園大学人間教育学部准教授

近世、大和国の人々は、どこで、どのような芝居を見ていたのでしょうか。そもそも、奈良には芝居小屋(劇場)があったのでしょうか。この講座では、奈良市瓦堂町にあった「瓦堂の芝居小屋」を中心に、近世の地図・番付・記録などの資料を使って、その具体的な様子を考えていきます。またその他に、『大和国無足人日記』から芸能記事を取り上げて、日記の筆者山本平左衛門が、どこで、どのような芸能を見ていたのかも紹介します。



■白樺サロンの会【志賀直哉旧居講座 2025年度】

2025年度、白樺サロンの会、志賀直哉旧居講座 各第三月曜、14時〜15時30分

白樺サロンの会 ホームページ


古都奈良、文学と美術と

古都奈良は今なおわれわれを美的世界へと誘います。この講座では、古都奈良が今日に伝えた遺産と、今にみる文学作品や美術について、その魅力を語ります。古都の美と、近代の文学とを、ともに鑑賞しながら、志賀旧居講座の午後を心ゆくまで味わって頂きたく思います。


5月19日(月)14時〜15時30分 古都奈良と日本文化

呉谷充利 建築史家 相愛大学名誉教授

奈良と日本文化について考えてみます。奈良は云うまでもなく仏教美術の宝庫たる古都です。が、仏教文化はインドにはじまった宗教で日本には無かった精神文化です。この外来の文化を受け入れ、みごとな仏像群を生んだ古都奈良に新たな邦土の日本文化のかたちを見てみたいと思います。偏狭なナショナリズムでもなく、外国一辺倒でもない、日本文化の第三の有りようと言えるこの文化の一形式こそ、日本文化に連綿として流れた精神の意味を語っています。


6月16日(月)14時〜15時30分 芥川龍之介「竜」―猿沢の池から昇る竜―

吉川仁子 奈良女子大学准教授

芥川龍之介の「竜」を読みます。芥川は、古典を題材とし、そこに近代的な心理や解釈を加えて多くの作品を作り上げました。「竜」は「王朝物」と呼ばれるものの中の一で、『宇治拾遺物語』から題材を得ています。この作品は、芥川本人がマンネリの自覚の発言をしていることもあり、あまり高く評価されていませんが、その評価を検証するとともに、芥川が素材となる古典作品をどのように扱ったかを確認し、奈良を舞台とした作品を楽しんでみたいと思います。あわせて、志賀直哉が芥川をどう見ていたかについても目を向けてみましょう。


7月21日(月、祭日)14時〜15時30分 『悲しみよこんにちは』を読むーーフランソワーズ・サガンとその時代

東浦弘樹 劇作家 関西学院大学教授

フランソワーズ・サガン(1935-2004)が18歳の時に発表した処女作『悲しみよこんにちは』(1954)はフランスのみならず日本でも一大ブームを巻き起こし、作者サガンを一躍スターダムに押し上げました。17歳の早熟な少女セシルのひと夏の経験を描いたこの小説は1957年にオットー・プレミンジャー監督、ジーン・セバーグ主演で映画化され、当時の若い女性たちはスキャンダラスであると同時に冷徹なまでに自己分析に優れたセシルの物語に熱中しました。本講座では『悲しみよこんにちは』のストーリーやポイントをわかりやすく説明し、この小説の何が当時の日本人を熱中させたのか、『悲しみよこんにちは』は今日でも読むに耐える作品なのかを考えてみたいと思います。


9月15日(月)14時〜15時30分 泉鏡花『外科室』を読む

西尾元伸 帝塚山大学教授

『外科室』(明治28)は、同時代評によって「観念小説」と呼ばれることになった、泉鏡花の初期を代表する作品です。貴船伯爵夫人が「譫言(うはごと)」を言うからという理由で「痲酔剤(ねむりぐすり)」を拒否し、麻酔なしでの外科手術に臨むという筋立ては、作品の特質でもあり、不自然さでもあると受け止められてきました。しかし近年の研究では、そのような作品の構想は必ずしも鏡花の独創によるものと言い切れないことが指摘されています。本講座では、『外科室』における鏡花の創作手法に注目しながら作品を読み、その魅力に迫ってみたいと思います。


10月20日(月)14時〜15時30分 奈良のモダン

松川綾子 奈良県立美術館 学芸員

近代奈良の歴史的文化的状況を作品や資料をもとに紹介し、文士や芸術家のコミュニティの有り様を明らかにすることで、近代奈良の文化風土を探求する。


11月17日(月)14時〜15時30分 戦後80年を迎えて 奈良の美術と戦争

平瀬礼太 美術史家 愛知県美術館・館長

戦争中の美術は空白期であったと言われることも多いのですが、他地域と同様に奈良においても美術活動は続けられていました。また、空襲などを避けるために疎開した美術品もありました。戦後80年を機に、戦争の時代の記憶を風化させないために、あらためて戦中という非常時の美術活動を見つめ直したいと思います。


■ご来館の皆様へ注意事項とご協力のお願い(新型コロナウイルス等感染予防・拡散防止策について)

 ・咳エチケットをお守りいただきますようご協力お願いします。
 ・検温で発熱がある方はご来館をご遠慮いただきます。
 ・ご来館時の手指の消毒や場内での手洗い励行などにご協力お願いいたします。

 ※新型コロナウイルス等感染の拡大状況に伴い、日程変更中止等の判断をさせていただく可能性がございます。
  何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。



◆ 2つの公開講座、公開文化講座2024年度スケジュール詳細は以下PDFをご参照ください。

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