学校法人奈良学園

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◇2022-04-11 (月)

2022年度「志賀直哉旧居 公開講座」のご案内

■2つの公開講座のご案内


《奈良学園セミナーハウス 志賀直哉旧居》
では、奈良学園公開文化講座白樺サロンの会による賀直哉旧居講座の2つの公開講座を開催しております。今年度の各講座の概要・日程は以下の通りになります。

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※各講座につきまして、参加をご希望の方は、予め奈良学園セミナーハウス(TEL 0742-26-6490)までお問い合わせください。

 参加費は各回350円(入館料込)となります。



■学校法人奈良学園【奈良学園公開文化講座 2022年度】


2022年5月16日(月) 14時〜16時
第51回 光の科学史 

大原荘司 奈良学園志賀直哉旧居館長・奈良学園大学名誉教授
 ギリシャ以来の科学の歴史のなかで、特に光に焦点をあててひもとく。
アルキメデス、アルハゼン、ベーコンなどの古代光学から、ガリレオ、ニュートン、レーウェンフックによる光学機器を用いた天体からミクロの世界の認識を経て分光機器などによる光の本性の発見などにつき提示実験をまじえて語る。



2022年6月13日(月) 14時〜16時
第52回 東洋医学から学ぶ 

菊岡泰政 奈良菊岡漢方薬局第24代当主
 六世紀頃、仏教とともに伝来した医学は、遣隋使、遣唐使らのおかげで、平安時代にかけてかなり濃密に日本に伝わりました。平安時代の後期から日本で独自の診断や処方がさらに加えられ、日本の医療として展開し、発展しました。奈良はその始まりの中心に位置していました。正倉院には当時の生薬が、1300年前の姿で現存しています。東洋医学から学ぶ元気な生活を垣間見てみませんか。



2022年7月30日(土) 14時〜16時
第53回 女神信仰の深層 -アテナとアマテラス- 

上野久美子 奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校 教諭
 古代における女神信仰の根底には、当時の社会を主に支配していた男性たちの意識や思想が潜んでいます。時に現実社会で生きる女性とは異なる神話世界の女神たちの姿から、古代社会の男性たちがそこに託した思いを読み取ってみたいと思います。今回は特に、ギリシア神話に登場するアテナと日本神話の主神たるアマテラスについて、その共通点に注目しながら、古代ギリシア社会と古代日本社会における「女神信仰」について考察します。


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  後期未定
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■白樺サロンの会【志賀直哉旧居講座 2022年度】


ー古都のひととき、文学と美・芸術への願い...コロナ禍を越えてー


 われわれは、名作を前にして立ち去り難く、惹かれます。古都はこの美の世界を古年の堂宇に織りなし、はるかな時を越え、なお今に在ります。過去の単なる遺物ではない芸術の真の生命に触れながら、古(いにしえ)に返り、あるいは今日に立って、春日の麓、たぐいまれな古都奈良のこの一画で、文学作品や芸術の美について、以下の演題でお話したく思います。


延期 2022年5月16日(月)10時30分〜12時2022年12月19日(月)10時30分〜12時
アルベール・カミュの『カリギュラ』、その意味と演出---小栗旬と菅田将暉
東浦弘樹 関西学院大学教授
 フランスのノーベル賞作家アルベール・カミュ(1913-1960)は小説家・哲学者として名高いが、同時に劇作家でもあった。本講座では2019年に栗山民也演出、菅田将暉主演で上演されたカミュの戯曲『カリギュラ』を取り上げ、2007年に蜷川幸雄演出、小栗旬主演で上演された『カリギュラ』との比較も交えつつ、その演出や作品の持つ意味について考えたい。



2022年6月20日(月)10時30分〜12時
志賀直哉の大山の一夜
呉谷充利 相愛大学名誉教授
 25年の歳月を要した『暗夜行路』が奈良の旧居において完成する。この長編小説は最終章にみずからの実体験を綴る大山の一夜を描いており、志賀文学においてこの大山の一夜の描写は重要な意味をもつように思われます。志賀直哉がいうリズムに着目し、山崎正和の『リズムの哲学ノート』を拠り所にしながら、その体験について考えてみたく思います。この長編に先立つ「イヅク川」、「和解」を通して、その創作の足取りを辿ってみます。


2022年7月18日(月)10時30分〜12時
泉鏡花『薺』・『蝶々の目』とその叙述について
西尾元伸 帝塚山大学准教授
 泉鏡花『薺』(大正10)・『蝶々の目』(大正10)は、「斜向ひ」の少女《みんみい》を可愛がる「我児のない」夫婦の姿を描く作品です。作品は《圭吉》なる人物から作者が聞いた話という形式をとりますが、鏡花自身の体験が色濃く反映されていると考えられるものです。幻想譚の多い鏡花作品にあって、身近な出来事を飾らずにとりあげた数少ない作品とも言えます。しかし、これらの作品が書かれたのは少女が夭折して約二年の時間が経過した後でした。今回の講座では、その叙述方法に注目しながら、鏡花夫妻と少女との交流をたどってみたいと思います。


2022年8月15日(月)14時〜15時30分
戦争と美術

平瀬礼太 美術史家・愛知県美術館
 毎年夏には戦争を振り返る特集やイベントが繰り返される。戦争を忘れてはならぬ、という認識は共有し得たとしても、少しずつ風化していく現実に抗えないもどかしさも、これまた毎年恒例のようにつきまとう。この意味で今年は、残念ながらも戦争のリアリティを強く感じつつ、その意味を再考するに適切な状況に置かれている。普段はなかなか結びつくことのない、戦争と美術のつながりをこのような時期に、あらためて考えてみたい。


2022年9月19日(月)10時30分〜12時
毘沙門天像の成立と展開

佐藤有希子 奈良女子大学文学部准教授
 毘沙門天は、インド古来の神を淵源とし、仏教における四天王の一尊として北方守護の職能を担った尊格である。四天王のうちで最も高位の存在として、各時代・地域において天部系尊格のなかでも、特殊な信仰と造像が行われた。毘沙門天はいかにして四天王から独立し、信仰されたのだろうか。毘沙門天が独立して信仰されたり、あるいは四天王のなかでも特殊な姿であらわされたのは、一つは「兜跋」毘沙門という異形の姿、もう一つは、毘沙門天が手に持っているという釈迦の遺骨、すなわち「舎利」に由来するのではないか、と私は考えている。この仮説を検証しつつ、毘沙門天信仰がアジアから日本へ広まる経緯と、歴史を経るにしたがい変容していった造形について紹介する。


2022年10月17日(月)10時30分〜12時
写実画家・野田弘志  その作品と、目指す「真理」
深谷 聡 奈良県立美術館
 奈良県立美術館で開催予定(2022年9月17日~11月6日)の特別展「野田弘志 真理のリアリズム」の写実画家、野田弘志先生の作品から、西洋絵画の伝統から学び、現代の写実の中で邁進する作品の変遷、そして追い求める写実の真理というテーマについて読み解いていきます。

                         

2022年11月21日(月)10時30分〜12時
志賀直哉「流行感冒」を読む

吉川仁子 奈良女子大学文学部准教授
 コロナウイルスの流行後、人間と感染症との闘いを描いた文学作品の紹介が相次ぎました。志賀直哉の「流行感冒」もその一つで、2021年にはNHKでドラマ化もされましたのでご存じの方も多いでしょう。スペイン風邪の流行期を描いたこの作品は、コロナに翻弄される私たちに重なるのはもちろんのこと、主人公「私」の潔癖さがよく表れた作品です。この作品は当初「流行感冒と石」という題名でした。「石」というのは主人公「私」の家で働く下女の名前です。流行感冒と下女・石を巡る本作を丁寧に読み、そこに表れる、感染症に対してだけではない「私」の潔癖な性質について考えてみたいと思います。「私」は志賀直哉に重なる人物ですが、病気を極度に恐れる「私」の、わが子に対する思いについても、志賀の他作品を参照しつつ確認してみましょう。


2022年12月19日(月)10時30分〜12時
アルベール・カミュの『カリギュラ』、その意味と演出---小栗旬と菅田将暉
東浦弘樹 関西学院大学教授
 フランスのノーベル賞作家アルベール・カミュ(1913-1960)は小説家・哲学者として名高いが、同時に劇作家でもあった。本講座では2019年に栗山民也演出、菅田将暉主演で上演されたカミュの戯曲『カリギュラ』を取り上げ、2007年に蜷川幸雄演出、小栗旬主演で上演された『カリギュラ』との比較も交えつつ、その演出や作品の持つ意味について考えたい。

■ご来館の皆様へ注意事項とご協力のお願い(新型コロナウイルス等感染予防・拡散防止策について)

 ・感染防止のために講演中もマスクの着用をお願いいたします。
 ・咳エチケットをお守りいただきますようご協力お願いします。
 ・検温で発熱がある方はご来館をご遠慮いただきます。
 ・ご来館時の手指の消毒や場内での手洗い励行などにご協力お願いいたします。

 ※新型コロナウイルス等感染の拡大状況に伴い、日程変更中止等の判断をさせていただく可能性がございます。
  何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。



 《奈良学園セミナーハウス志賀直哉旧居》

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