奈良学園登美ヶ丘への想い

21世紀を担う人材育成

21世紀を担う人材育成

元来、日本の生活文化の中では、『誠実さ・勤勉さ・互いを思いやって協調する気持ち』や『自然を畏敬し、それと調和しようとする心』が大切にされ、これらに象徴される「和の精神」や「日本が醸成してきた文化・伝統」を伝承していくことも重要な時代となってまいりました。

21世紀においては、これらの文化・伝統のみならず、しかるべき年齢での確固たる基礎学力の鍛錬がより一層重要となり、さらには、論理立てて考えかつ説明し実行できる素養、つまり「科学的に物事を見る力」が必要不可欠なものとなってまいります。

そこで、学校法人奈良学園が築いてまいりました今日までの教育実績と建学の精神「自ら生きて・活きる」を礎とし「和の精神」を大切にし、「逞しく生きる力」を育み、「科学的に物事を見る力」を身につけることに特化した、小中高12年一貫教育システムを実践することになりました。

新しい時代を積極的に切り拓き、世界をリードする「高い志を持った人材」の育成を目指し、平成20年4月に奈良学園幼稚園、奈良学園小学校、奈良学園登美ヶ丘中学校、平成21年4月に奈良学園登美ヶ丘高等学校を奈良市北西部“登美ヶ丘”に設置いたします。

理事長のことば

理事長のことば

今日、時代や社会情勢は大きく変動し、急速に情報化・国際化・少子高齢化が進展しています。こうした時代に必要とされる人材は、多量の情報を選択できる創造的人間であり、地球市民として人類の平和に貢献できる人間です。さらに、人の情けや心の痛みがわかる情操豊かな人間です。

本学園はこうした時代や社会の要請に応える人間を育成するため、自然豊かな「関西文化学術研究都市」に繋がるこの登美ヶ丘の地に、奈良学園幼稚園、奈良学園小学校、奈良学園登美ヶ丘中学校を設置し、平成21年4月には奈良学園登美ヶ丘高校を開校しました。この登美ヶ丘で、「自ら生きて・活きる」を礎に、「和の精神」を大切にし、「科学的に物事を見る力」を身につけるという建学精神の下、自立心に富み、日本の文化・伝統を大切にする、教養豊かで高い志と限りない探求心・論理的思考を持った、国際社会に貢献できる人材を育成したいと願っています。