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平成の修復工事では、志賀直哉が暮らしていた時代に戻すための様々なこだわりがあります。 そんな修復工事の過程を一部ご紹介します。 工事の調査、改修の全過程は、「志賀直哉旧居復元工事記録」でご覧いただけます。
夫人の間、広縁
・広縁は、解体調査で一部に畳が敷いてあった事が判りました。
子供勉強部屋、直吉の部屋
・子供勉強部屋は床をコルク敷きに修復しました。
・直吉の部屋の壁を調査したところ、内部に方立等が埋められていました。
子供の寝室、直哉の居間
・米軍接収時代、鴨居の高さが上げられていたものを、当初の高さに戻しました。
・子供の寝室の押入は、一段高い床を持つ二間の押入に修復しました。
書斎Ⅰ
・地袋の建具を寄贈写真通り板張りに修復しました。 押入の建具は当時のままの張地です。
書斎Ⅱ
・床の補強を行うと同時に畳を入れ替えました。
客間
・欄間建具を寄贈写真の通り荒間格子に修復しました。