今年もビオトープのヤゴが、孵る季節になりました。棚田のビオトープは自然そのもので、子ども達は毎日不思議発見をしています。本当は、虫たちやカエルなと゛の小動物は、自然いるのが一番ですが、子ども達の知的好奇心の芽生えのために少しの間お部屋に連れてきて観察します。ヤゴには、赤虫をあげながら飼育しています。子ども達が帰った後や休みの間に孵ってしまうことが多いのですが、今年も子ども達が登園してきてすぐに孵化が始まりました。子ども達は興味津々で、長い間かわるがわる見ていました。
枝の先では、ヤゴとは全然違う形のトンボに変身していきます。「そうっと音も立てないで見ておかないとだめだよ」「うまくトンボになれるように絶対触ったらだめだよ」と本当に周りには誰もいないように静かに見ています。
絵本や図鑑に載っているとおりのことが、実祭に自分達の目の前で起きている不思議を体験しました。この体験はずっと記憶に残るでしょうし、サイエンスの芽生えであると思います。