フィンランド教育関係者が訪問されました
❆2015-11-16 (月)11月11日(水)、フィンランドと日本の交流セミナー「Hanako セミナー」に参加する教育関係者と、同セミナーを担当する社会福祉法人 隆生福祉会の方々が奈良学園登美ヶ丘キャンパスを訪れました。今回は保育についての教育的な意見交換を目的とし、フィンランドの保育関係者が奈良学園幼稚園を見学。保育現場を視察し、教育環境やカリキュラム、教育方法などについて知見を深めました。
来校されると、一行はまず作法室へ。本校で茶道・作法を指導する赤木宗好先生が、お抹茶をふるまい、日本の伝統文化に触れ合っていただきました。その後幼稚園へ移動し、園内を見学。園児達がウェルカムステージとして、元気いっぱいの歌や踊りを披露、組み体操では見事なチームワークを見せ、大きな拍手をもらいました。
お昼はYダイニングで児童と同じ給食を召し上がっていただき、午後からは意見交換会を行いました。最初に古川教育総括監が、12年一貫教育や幼小の交流など、本校の特色ある教育システムについて説明。続いて奈良学園大学の梶田学長が挨拶し、教育者を育てる立場から、人間力育成に努める本学の特色に触れました。その後奈良学園大学人間教育学部善野八千子教授と岡村季光専任講師が、幼児教育の重要性についてプレゼンテーションを実施。遊びを通して学びを育てる教育法や、子どもの育ちと学びをつなぐ幼小連携教育などについて語りました。質疑応答ではフィンランドの方々から活発に質問が寄せられ、日本とフィンランドの幼児教育について理解し合う有意義な機会となりました。
最後に西川理事長と「Hanakoセミナー」代表の方、それぞれがお土産を贈呈。全員で記念撮影をして視察プログラムを終えました。駆け足の行程でしたが、フィンランドの方々からは「遊びから学びにつなげる教育環境が素晴らしい」「短い時間にも関わらず非常に中身の濃い内容だった」といった感想が述べられ、園児達のパフォーマンスにも感心した様子。今後もますます本校とフィンランドとの交流も活発になっていきそうです。