沖縄は４日間美しい快晴で、青い海と新録の山々、そして灼熱の太陽がY１学年を迎えてくれました。「お・き・な・わ」にちなんで学年目標を「沖縄の歴史に学び　貴重な自然とふれあい　仲間と絆を深める　Y１宿泊研修にしよう」と設定し、平和学習・自然観察・スポーツアクティビティーなどとても充実したプログラムがありました。私も全行程、生徒と一緒に回りましたが、さすがに彼らの体力と行動力には感心しました。休み休み"完走"した校長を労ってくれる優しい生徒に改めて感謝します！
　
研修の前半は、南風原の沖縄戦遺跡、陸軍病院壕、平和の礎（摩文仁の丘）、白梅の塔などで平和学習。平和ガイドさんの熱い思いを込めた説明に聞き入り、代表生徒が献花と全員で折った千羽鶴を奉納しました。
　
後半は、カヌー体験、マングローブ観察、美ら海水族館、国際通りの自由散策などを楽しみました。また研修委員を中心に企画したレクレーション「学年のつどい」では、きれいな砂浜でクラス対抗「借り人競争」で大盛り上がり。私も指名に応じて、久しぶりに白砂の上を気持ちよく走りました。

戦争を知らない私たちができることは、事実を正しく知り、考え、人間性を失わせる社会を決してつくらないこと。自他の「命」、人間の尊厳を何よりも重視し、戦争につながる一切の行為を否定することです。

沖縄の豊かな自然や文化をいくつも体験しながら、生徒たちは青い海と灼けるような太陽の下で、70年以上前にこの地に散った人々の「命」に思いを馳せながら、それと真剣に向き合ってくれたことと思います。