この度、平成30年3月31日付で、奈良学園登美ヶ丘中学校・高等学校を退任することになりました。平成31年4月1日からは、これまで兼務しておりました「奈良学園登美ヶ丘教育総括監」として、幼小中高全体を担当する役職に専念することになりました。

　本校が開校した平成20年4月1日から11年間、中高の校長を務めてまいりました。また、平成23年からは教育総括監を兼務して7年、平成27年度及び28年度には小学校校長も兼務し、本校の成長に関わらせていただきました。今年度からは、幼稚園長、小学校校長、中学校・高等学校校長を支える役割として、さらに尽力していきたいと考えています。

　平成27年2月から始まりましたこの校園長による「言万葉ブログ」も、この号で420回分を書かせていただくことができました。生徒諸君や保護者の皆様、卒業生、受験生の皆さんなど、多くの方々にお読みいただいたことを感謝いたします。「毎回楽しみにしています」と直接お声をかけていただいたことも数多くありました。本校の良いところ、本校の児童や生徒の活躍、本校が実施する様々な教育活動などを、校長という目線で、できるだけ多く紹介しようと心がけてきました。

　ただし、「校園長ブログ」と名づけられたものですので、校長を退任した今となっては、私からのブログ発信は今回をもって一旦終了することにいたします。今後の中高の様子については、新しく着任された校長からのブログを楽しんでいただきたいと思います。

　奈良登美に12年目の春がやって来ました。寒さのためか、校内の桜はまだ満開には至りませんが、その幹の太さや枝の長さにこれまでの年月の重さと、これからのさらなる成長を感じます。どこまで見守れるかは分かりませんが、優しくしっかりと見守り、励ましていきたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　古川謙二