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書道愛好会パフォーマンス

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1月6日(日)、西大寺にある奈良ファミリーのらくだ広場で、本校の書道愛好会による書道パフォーマンスのイベントが開催された。昨年9月の尚志祭や10月の合同運動会、11月の10周年記念式典でもその腕前を披露してくれた彼女たちだが、今回は校外へ飛び出しての活動である。愛好会から同好会へ、そして部昇格を目指すメンバーたちの活躍を見るために、西大寺へと出かけた。

開始10分前に会場に着くと、すでに大勢の人が集まっていた。メンバーの保護者の方々や友人たち、さらには本校の教員たちと、彼女たちの積極的な宣伝の効果があったようである。挨拶に続いて、登場したのは獅子舞。正月らしいパフォーマンスで始まった。次に、それぞれが筆を持ち、音楽に合わせて踊りながら書をしたためていく。最初に出来上がった作品は、大きく書かれた「新春」という文字の間に、「新たな出逢い はじまりをまたくりかえす 紡ぎだそう 生まれていく日々 何度でも 笑ってたいんだ 歩いてたいんだ 一歩、ここから一歩踏み出せば どこへだって行けるよ この手で未来をつかむために 新しい光をかかえ 歩き出そう」という詩が書かれたものであった。たくさんの観客の前でのパフォーマンスにとても緊張したことだろうと思うが、皆で作り上げた作品に力強さと柔らかさ、情熱と清々しさを感じた。

1回目のパフォーマンスを終えると、来場者を対象にした書道教室が開かれた。小さい子どもたちや中高生たち、外国の方なども参加され、メンバーたちの指導を受けながら思い思いに筆をふるっていた。"書道をやります!"という堅苦しさを感じさせるものではなく、自由に自分の今の気持ちを墨で、文字で表現するといった雰囲気に、観客も微笑みながら見守っていた。

2回目のパフォーマンスでは、メンバーたちもすっかり慣れてきたようで、音楽に乗って伸び伸びと筆を運んでいた。今回は、「かけがえのない僕らの居場所 すべて君が与えてくれた これまでも これからも この先も 君に伝えたい 繫ごう 紡ごう ありがとう この想いを 不安を 自信に変えて 歩みつづけよう 幸せが続きますように」と書かれた作品が完成した。観客から大きな拍手がわき、無事に彼女たちの挑戦が終了した。私自身も大切なお年玉をもらったような気分になった。