11月16日（金）、午前のP生対象に続いて、午後にM生を対象にした芸術鑑賞会を実施した。お越しいただいたのは、「鼓和（CORE）」の皆さん。マーチングバンドのドラムインをバックグラウンドとした日本初のドラムパフォーマンス集団で、スポーツイベントやアーティストコンサート、その他さまざまなイベントで活躍されているグループである。

開幕は、真っ暗にした体育館で、電飾をつけた衣装に身を包んだメンバーたちによるパフォーマンス。何が始まるんだろうとのんびり構えていた生徒たちにいきなり衝撃を与えてくれた。私たちにとっては単に「ドラム」または「太鼓」であっても、いろいろな種類があるようで、続いてはこの公演で登場する各種のドラムの紹介があった。お腹にズシンと響く大型にものもあれば、軽やかに小気味よくリズムを刻む小型のものある。児童や生徒たちはその重厚感やスピード感にどんどん惹きつけられていった。

客席も参加してのコーナーでは、メンバーに選ばれた先生や生徒がカウベルを持ってリズムの先導役を果たしてくれた。最初は緊張気味に、コンやコンコンといった単発的なリズムを叩くだけだったが、徐々に調子に乗ってきたのか、複雑なリズムを叩きだし、それを皆で合わせるうちに、会場中に笑顔が広がっていった。こうしたドラムパフォーマンスならではの光景だと思った。

本校の校歌をアレンジして演奏してくれるコーナーもあった。いつものメロディが流れるのだが、そこに勢いのよいドラムが加わると、一気に元気な応援曲になり、そのリズムに合わせて皆で校歌を合唱した。ちょっと戸惑いがあったようではあるが、児童や生徒たちもいつもより元気いっぱいに歌ってくれた。よい体験になったと思う。

最後に生徒代表が「鼓和（CORE）」の皆さんにお礼の挨拶をしてくれた。期待していた以上の演奏に感激したようで、熱いメッセージをメンバーたちに贈ってくれた。何事にも一生懸命に取り組むことが皆を感動させ、それが自分のさらなる向上につながることを教えてもらった。