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Y1スピーチコンテスト

校長
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11月15日(木)、Y1(中3)学年の校内スピーチコンテストが行われた。クラス予選で選ばれた11名の発表者が、英語で書いた自分の意見や体験を語る。M3・4(中1・2)のレシテーションコンテストとは違って、彼らの英作文の力も問われることになる。事前に原稿に目を通したが、生徒たちの興味がどのようなところにあり、それをどのように英文にまとめているのかがよく分かって、期待を持って審査に臨んだ。

発表のタイトルを順に紹介すると、「Japanese Anime」「Kabuki」「Parakeet」「Hip-hop Dance History」「Cheerdance and Cheerleading」「Comparison of Tourism between Nara and Kyoto」「Kotoka」「My club」「Korean Idols and Japanese Idols」「Full Love Alchemist」「Golden Retrievers」となる。一目見て内容が想像できるものもあれば、「?」と首を傾げてしまうタイトルもある。A4用紙1枚にびっしり書かれているものもあれば、少し短いかなと思うものもある。もちろんこれをスピーチしなければならないので、多ければ多いほど、内容が複雑なほど、その難易度が上がるのだろう。

スピーチが始まった。やはりトップバッターは緊張する。単に暗記したものを語るだけではなく、発音や抑揚、さらには表情にまで気を配らなければならない。そして、それらを意識すればするほど、出てくる言葉はたどたどしくなる。まして英語である。こちらも、それぞれの発表者に同情しながらも、厳正な審査をしなければならない。緊張感と集中力が求められる時間となった。

発表を聴いていて大切だと思ったのは、流暢さと抑揚の付け方、そして表情である。「この生徒は自分の伝えたいことが十分に頭に入っているな」、「この生徒は皆にここを伝えたいのだな」と思わせる発表に高い点をつけることになった。そういう意味では、日本語で発表することも同じである。「自分を伝える」ということが重要なのだ。11名のうち、男子が2名であったのは寂しい。英語力の問題ではなく、内面的な成長に差があるのだろうか。審査を終えて、そんなことを考えた。