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奈良市中学校サッカー新人大会

校長
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11月20日(日)、第51回奈良市中学校サッカー新人大会の1位トーナメントが、鴻ノ池陸上競技場で行われた。本校サッカー部は、前週の予選リーグを1位通過したため、初めてこのトーナメントに出場できることになった。
この前日に、第96回全国高校サッカー選手権大会奈良大会の決勝(一条高VS奈良育英高)が橿原公苑陸上競技場で開催され、私は県高体連の役員としてその大会に関わっていたのだが、その時に本校チームが決勝トーナメントに出ると聞いて、"連日の寒さも何するものぞ"という気持ちで会場に駆けつけた。

「校長がいきなりベンチに入ると生徒たちが緊張するかも」という顧問のアドバイスがあったため、到着後まずはベンチの後ろの方で試合前の練習の様子を見せてもらっていた。ただ、いよいよ準決勝が始まるという時になると、居ても立ってもいられなくなり、ベンチに近づいて行って、「頑張れよ!」の一言をかけさせてもらった。対戦相手は三笠中・富雄第三中合同チーム。中学1・2年生による新人戦ということで、前日の高校の決勝に出るようなチームの試合運びとは違い、まだまだボールと戯れているような印象のゲームである。そんな中でも、本校チームはよくボールを拾って果敢に攻めている。ただし、最後の詰めが十分ではなく、度々チャンスはあるのだが、シュートを決めきれない。こういう時にはかえって逆襲が怖いという展開である。後半になって、互いの体力が弱ってきたところで、ようやく得点を奪うことができた。そしてその1点を守り切って試合終了。何とか決勝に駒を進めることができた。よくやったと思う。

午後からの決勝の相手は、富雄中学校。よく鍛えられた強豪校である。試合開始直後から一方的に攻め立てられ、左右に揺さぶられたり、縦に突破されたりと翻弄される中で、相手に得点を重ねられた。巻き返しを期待したが、守勢になった時にそれを跳ね返す力と技術、そして気持ちに欠けるようで、結果は大量点差で敗れてしまった。彼らが決勝まで来たことの努力を評価したいと思う。その上で、敗れたことへの悔しい気持ちと、自分たちはまだまだ力不足なんだという謙虚さと向上心を持ち、今後の練習に励んでほしいと思った。