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Y1 キャリアリサーチ

校長
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9月28日(木)、Y1生(中3)が「キャリアリサーチ」を行った。これは、本校が「けいはんな学研都市」に隣接するという地の利を生かして、この地域内にある企業や研究所を班に分かれて訪問し、そこでの取り組み内容をお聞きし、見学や体験をさせていただくという行事である。今年度は、奈良先端科学技術大学院大学、㈱構造機能科学研究所、㈱タイムドメイン、地球環境産業技術研究機構(RITE)、国立国会図書館関西館、積水ハウス納得工房、㈱きんでん京都研究所、㈱大幸薬品京都工場・研究開発センター、㈱Burley plus、㈱上六印刷にお世話になった。

今年度初めて訪問させていただく「上六印刷」の班に私も同行させてもらった。本校の訪問をとても歓迎してくださり、工場長様をはじめ多くの方が関わってくださった。最初に工場内を見せていただいた。残念ながら写真撮影はできなかったのだが、白衣に身を包み、エアシャワーを浴びて入った工場内は機能的で清潔感に溢れていた。また、私たちの想像を越える大型印刷機が多数並んでいる様子に圧倒された。ここでは、化粧品や薬品等を入れる箱(社員の方は「凾」または「函」という漢字にこだわりがあるとおっしゃっておられた)の印刷や製造が多いとのこと。印刷されているものを拝見すると、見覚えのある某大手化粧品メーカーの名前が入った箱がある。紙にもこだわり、印刷にも多数の手間暇をかけて作られている様子にただ感心するばかりである。
工場見学後は、幹部の方に集まっていただいてのレクチャーと意見交換会である。ここでもたくさんの説明をしていただいた。特に印象に残ったのは、「ものづくり」に携わる者としての誇りと愛着である。「ここで作られたものが店頭に並んでいればつい見てしまうし、お客様が手に取ってくださればとても嬉しい」という話に強くそれらを感じることができた。ともすれば捨てられてしまうかもしれない箱というものに、これだけの情熱や優しさが込められていること、そして仕事というもののやりがいと厳しさを生徒たちも感じ取ってくれたと思う。午後からこの班は隣にある先端大班と合流し、リサーチを続けた。

生徒たちは、この訪問で教えていただいたことや体験したことをまとめて、レポート集を作成することになっている。生徒たちの訪問を快く受け入れてくださった各企業・研究所の皆様に感謝申し上げます。