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第10回MY尚志祭②(クラブ・有志編)

校長
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9月3日(日)、第10回MY尚志祭の2日目。今回はクラブや有志の様子をお伝えする。

今回、クラブ活動の発表で一番感心したのは「交通研究部」の展示である。本校の交通研は毎夏に「全国高等学校鉄道模型コンテスト」に参加しており、今年の作品は「ベストクオリティ賞」をいただいた。それら過去の参加作品だけでなく、大講義室の横幅いっぱいに作られた鉄道ジオラマが圧巻であった。浅い知識しか持たない私が言うのも何であるが、少ない部員たちがこれだけの物を作り上げたというその情熱に感動した。

舞台発表では、演劇部がオリジナルの「それでも貴方は。」という作品に挑んだ。オリジナルだけあって、役者と役柄が上手くはまった演劇であると感じた。男女の身体が入れ替わるという設定の中で、恋愛というのではなく、人間の命や葛藤を扱っており、見応えのある内容であった。そして、この演劇部に続いて登壇したのは弁論部である。今年も高校チームが「ディベート甲子園全国大会」に出場した同部は、公開ディベートを披露した。論題は、「校内での男女交際を禁止すべきである、是か非か」。文化祭ならではの企画である。「ディベート甲子園」での実際の論戦の様子を知っている私には、噛んでしまうことの多い話しぶりに練習不足を感じたが、内容としては面白い展開であった。特に、男女交際と学力の関係については興味がわいた。

午後には、有志のダンス発表を見学するためにMYグラウンドの野外ステージに行ってみた。最近は男子によるダンスチームが数を増してきたようである。別に不思議なことではないのかもしれないが、それに熱い視線と声援を送る女子生徒たちも増えており、何だか歌舞伎役者の世界のようになってきたという印象を受けた。「こんな時代やで!」と自分に言い聞かせた。一方、MY体育館の有志バンドを覗いてみると、聞こえてくる音楽に一瞬耳を疑った。ビートルズの「Help!」ではないか! 3人組が一本の生ギターで歌っている。しかも、上手い。ビートルズに関心を持ち、それを歌いこなす本校の生徒たちがいたことに驚いた。先ほどの「こんな時代やで!」がまんざら悪いものではないような気がしてきた。