５月、M１（小学５年）生の図工の時間、「アートカードゲーム」の学習では、自分がひいたカードに描かれた名画や写真について、ことばを使わずにジェスチャーで友だちに伝え、それを当てられるかというゲームをしながら、カードから受けた自分の印象を動きやポーズなど工夫して友だちに伝えていました。この学習を通して、作品の見方に対する理解が深まっていきます。ここで学んだことは、次の「グラデーションビューティフォー」の学習にもつながっていきます。

６月、「グラデーションビューティフォー」では、色の混ぜ方を変えながら作ったグラデーションの中に、ポーズを決めた小さな自分を配置させ、それぞれの世界を創り上げました。
作品に向かう子どもたちからは、「プライマリーだった４年生までの図工と違って、一つ一つの技術ができていないと、思い通りに作品ができない...」「色からイメージしたことをオリジナルで創っていけたことがよかった」など、ミドル課程になった自分やそこでの向かっていこうとする力を感じている言葉を聞くことができました。

廊下に掲示された作品には、「夕焼けで元気をもらおう」「明日の自分へ」「非日常な世界」など、一つ一つにとてもユニークな表題が付けられており、思わず足を止めてその子どもの世界に思いを馳せながら見入ってしまいます。