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金属の熱の伝わり方をグループ発表しよう

校長
  • 金属の熱の伝わり方をグループ発表しよう
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P4生が、3学期になって行った理科の実験実施後、「金属の熱の伝わり方をグループ発表しよう」としてクラス発表している時間をのぞきました。

切り込みが入った金属の端を熱源として暖めると、熱はどのように伝わっていくのか、一人一人が伝わり方をどのように予想したのか、まず伝えます。次に、各グループで相談して決めた実験方法はどうだったのか、どのような材料を使ったのかも説明をします。さらに結果がどうだったのか、そのことに対してどのように考えたのか、ということまで3分間でグループ全員4人が力を合わせて発表する、という流れでした。
見えない熱の伝わり方をどのように見えるようにするか、グループによって考えた方法は様々です。ろうそくを金属板のポイントに立てる、ろうそくのろうを塗る、たまごの白身をのせる、ホットケーキミックスを塗るなどなど。中には、二つの方法を考えたけど、時間が足りなくて一つしかできませんでした、というグループもありました。
実験はグループでいっしょに行ったけど、実験結果に対する考察は、一人一人が自分の言葉で述べていきます。例えば、「熱の伝わり方は、切り込んで残った金属が太いか細いかということが関係していると思ったけど、熱源からの距離が関係していると分かりました」などというように、自分の予想と比べてどうだったのか、考察を発表してくれていました。他のグループの発表をとても真剣なまなざしで聴く子どもたちでした。

「金属は熱したところから順にあたたまっていって、やがて全体があたたまる」などという教科書に書いてあることをそのまま覚えて、テストの解答の仕方を練習して、ということは短い時間でできます。でも、その結論に至るまでに、どうすると「子どもたちにとって腑に落ちる」学びとなるのか、「アクティブラーニング」という学び方が取りあげられる理由がここにあります。