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大根と仲良し P1の子どもたち

校長
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3学期の初め、9月に植えた大根が早く抜いてください!とばかりに大きくなっていました。P1(1年)生の子どもたちは、生活科の時間に、目をきらきらさせながら2人一組になって畑で「よいしょ!」と力を合わせて抜くと...大きな大きな大根が出てきました。寒い日ではあったのですが、寒さに負けることもなく、大根の周りについた土をごしごしごしとたわしでこすってきれいになったら大満足です。「見て見て!」と、どの子も一生懸命持ち上げて見せてくれます。

大根を引いた次の日の図工の時間。タオルふでで「でっかいだいこん」の絵を描きました。描き方の説明を聞いて、まず紙いっぱいに大きな大根を描いて、「大根の先はしっぽみたいでしょ。へこみやひげ根もたくさんあるね。」という声がかかります。そこまで描けたら、「次は葉っぱを描きますよ。...」という具合に、ちょっとした描き方の説明を聞きながら描き進めます。そして、一人一人の大根が描き上がってきました! 

自分たちが育てた大根です。できあがってくる大根の絵には、子どもたちの大きな思いもいっしょに込めて描かれています。
最後に、おいしく炊き込んだ大根を給食の時間にいただきました。そして、一人一本ずつ、とはいかなかったのですが、全員が切ってもらった大根を家に持ち帰りました。一人の児童に聞いてみると、どうやら、おでんを作ってもらったとのこと。でも大根がそんなにたくさんなかったから、家の人に食べてもらったとのこと。学校でおいしい大根ができたうれしさを、家の人にも味わってもらうことができて、本当にうれしかったのだろうなと思います。いっしょに味わっていただいたお家の方にも感謝です。

大根を抜く体験をしたすぐ後に描きあげた「でっかいだいこん」の絵を子どもたちが見るとき、うれしさや楽しさ、満足感、達成感もいっしょに感じながら見てくれるのだと思います。「体験」の大切さがここにあります。