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P4修了式

校長
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3月21日(火)、午前中にP終業式を行い、午後からは、P4生の「Primary課程修了証書授与式」を行いました。小中高12年を4-4-4で区切る本校の教育システムの最初の区切りです。

私からの式辞では、P4生たちが書いた「十年後の自分への手紙」から彼らの言葉を引用させてもらい、「"うそをつかない"、"人の悪口を言わない"、"人の良いところを言ってあげて、人を励ます"、そんな20歳、大人になりたいと言ってくれています。...叱られるのが嫌だから、自分をよく見せたいから、ついついウソをついてしまうことがあります。思うようにいかず、相手に腹が立って、ついつい悪口を言ってしまうことがあります。そして、自分は褒められると嬉しいくせに、なかなか相手を褒めようとはしないということもあります。でもそんな時に、"うそをつかない"、"人の悪口を言わない"、"人の良いところを言ってあげて、人を励ます"ができる人はとても素晴らしい人だと思います。自分に正直に、言い訳をせず、相手を尊重し、自分の責任をきちんと果たすことができる人になってください」という話をさせてもらいました。この後のP4生一人ひとりによる「決意の言葉」でも、10歳の彼らがこれからどのように生きていくか、どういう人になりたいかを語ってくれました。その力強さや真っ直ぐな言葉に彼らの意気込みを見ました。

式後に教室に帰ると、そこでは保護者の方への感謝の会が開かれていました。10月に、「福西和紙本舗」の福西正行さんと奥様にご指導いただき、自分たちで手漉きした和紙に家族への感謝の言葉を書いて、保護者の方に手渡しします。添えられた手紙を読む子どもたちの姿に、他の保護者の方も思わずもらい泣きするという場面がたくさん見られました。お父さんは家族のために一生懸命に働き、お母さんは家族の健康を気遣いながらしっかりと皆を守ってくれたこと、病気の時には一晩中看病してくれたこと、Middle課程になったら勉強をもっと頑張ることなど、この4年間の出来事を振り返りながら保護者の方への感謝の言葉が続きました。また、担任の先生から、クラスの一人ひとりの児童に感謝の言葉をかけるという場面もありました。10歳という自分にまず「区切り」をつけるというこの修了式は、P4生たちの大きなステップアップだと言えます。"まだまだ子ども"だけど、その中にしっかりとした彼らの成長を感じることができました。