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けいはんな子ども天文クラブ②

校長
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12月10日(土)、今年度の「けいはんな子ども天文クラブ」(計4回)の最終回が行われました。第1回(9月10日)で作成した手作り望遠鏡を持って、この日も本校の児童たちやけいはんな地域の子どもたち、保護者の方がPMダイニングに集まりました。

途中から見学させてもらったので、この日の話の内容は聞き取れなかったのですが、第2回(10月8日)には月の観測、第3回(11月5日)には金星や火星の観測、加えて地域の子どもたちには本校の天体観測ドームで本格的な観測も行ってもらい、最終回では"星団"についての話をしてもらったようです。様子を見ていると、子どもたちにとって宇宙がどんどん身近なものになってきたような雰囲気がありました。講師の嶋田理博先生からも、「興味が湧いた人はこの手作り望遠鏡だけではなく、もう少し本格的な望遠鏡を買ってもらって、自分自身でももっと星空や宇宙を探検してみてください」との言葉がありました。

午後5時ごろには辺りも暗くなってきて、月がくっきりと東の空に輝き出しました。月齢10.6の、満月少し前の宵月と言われる月だそうです。Pグラウンドに出た子どもたちは三脚を立てて、この月と、反対の方角にある金星を観測し始めます。うまくピントの合った子どもの望遠鏡をのぞかせてもらいましたが、レンズいっぱいに月がおさまって、影になった部分もはっきりと見えました。遠くにあるはずなのに、まるで望遠鏡の中に月が入ってきたような感じでした。

この後は、本校の児童たちが、Y棟屋上にある天体観測ドームに向かい、観測を続けました。先ほどグラウンドで見た月と金星を改めて本格的な望遠鏡で観測します。もちろん倍率は違いますから、月の影と見えたものがデコボコしたクレーターとして見ることができます。きらっときらめいていた金星が少し板状になって見えます。子どもたちからも保護者の方からも、レンズをのぞく度に「うわっ!」という歓声があがります。よく冷えたこのような時期だからこそ、星たちがよりきれいに見えるようです。寒さに耐えただけの価値があったと思います。みんなのこのような様子を見ていると、やはり夢やロマンを持ち、それを追い続けること、そして感動する心を持つことが、特に子どもたちにとってとても大切だと思いました。