晴天に恵まれた6月10日（金）、P４（小４）生が校内学内の棚田で奈良グリーンファームの飯田さんのご指導のもと、稲の苗植えを行いました。

苗植えに先立ち、飯田さんから苗植えの心構えや苗の持ち方、植える要領などを学びました。
濡れてもいいように用意した靴下に履き替え、または裸足になって、怖々と足を水田に入れた瞬間、「わぁ！柔らかくって気持ちいい」「クセになる感じ」と言う子どもがいる一方、「変な感じ」「少し怖い」と言う児童もいました。

横一列に苗を持って進みながらも「足が抜けない」とか「前に進めない」とか、初めての経験に大いに盛り上がっていました。
飯田さんに教えていただいた通り、児童たちは所定の位置に進み、配られた苗の束を、５本ずつほどに分けて、丁寧に植えていきました。

「深く植えすぎるとダメだよ」「束になって植えたのはもう一度、分けて植えなさい」など、先生方からの指導の声も聞きながら、生徒たちは一生懸命に苗植えを行いました。
古川校長から「このような棚田が校内にあるような小学校は本当に珍しいです。秋になれば、この棚田がお米を実らせ、大きく育った稲を見ることが出来ます。素晴らしいですよ」とお話をいただきました。

水田の中のオタマジャクシやアメンボ、カブトエビを発見しては盛り上がっていました。
棚田での苗植えは、普段の生活の中から遠ざかってしまった土や自然と直接触れ合う絶好の機会となりました。

7月に草引きを行い、9月に水抜き、そして10月中頃には稲刈りです。さらに11月には収穫祭、12月には餅つきを実施します。
児童たちは今後、季節と共に変わりゆく棚田の風景と行事を通して、さまざまなことを学んでいくに違いありません。